素直な自分が見つかるかも?

 ここに、幸あり

2003年/86分/「ここに、幸あり」製作委員会、リリック・ピクチャーズ製作・配給
監督・脚本:けんもち聡
撮影:芦澤明子
出演:高瀬アラタ 須田邦裕 竹谷佳織 渋谷拓生 眞島秀和 田中要次
12月27日(土)〜1月9日(金)
朝 10:20〜12:15
1月1日の上映はありません
 

 売れない役者、加藤幸はある日、マネージャーの命令で田舎の浪人生にボランティア
で演技トレーニングを教えに行くハメになって...。
青春映画『いつものように』で日本映画プロデューサー協会最優秀新人監督賞を受賞したけんもち聡監督が、玄界灘に浮かぶ小さな離島・姫島を舞台に「心の原風景」を描いた“お茶目な”最新作。

 

 「愛してる」。言ったらゲームは終わり

 密愛

2002年/韓国/114分/ハピネット・ピクチャーズ、リベロ配給 R−18

監督:ビョン・ヨンジュ
撮影監督:クォン・ヒョクジュン
音楽:チョ・ヨンウク
出演:キム・ユンジン イ・ジョンウォン ケ・ソンヨン
12月27日(土)〜1月9日(金)
12:30 14:30 16:30 18:30
 

 夫の浮気で傷ついた女ミフンに青年医師が提案したゲームは「ひと夏を僕と恋人として過ごそう。だけど『愛してる』と言った方が負けだ」。医師の腕に抱かれながら自分の存在を確認し、日増しに輝いてゆく女を『シュリ』のキム・ユンジンが大胆かつ官能的に演じきる。お正月必見!

 

 行定勲監督最新作は、失恋ファンタジー

 Seventh Anniversary

2003年/スープレックス/76分/スープレックス、リベロ配給
監督:行定勲 脚本:伊藤ちひろ 撮影:福本淳
音楽:MOKU 出演:小山田サユリ 柏原収史 津田寛治 秋本奈緒美 水橋研二

12月27日(土)〜1月9日(金)
夜20:30〜21:45
 

 ルルは失恋するたび体の中にしこりができる不思議な少女。しこりは痛みをともない石となって出てくる。7回目の失恋、7つ目の石、それはとても美しく「SeventhAnniversary」と名前を付けた。

 

 BoBA Night in NAGOYA

 Reset 2 足軽-ashigaru-


監督:鈴木浩介


1月9日(金) 20:30〜(22:50終了予定)
前売:1800円
当日:2000円


 

 脚本なしに即興で演じられた1カットの劇映画『Reset』の第2弾。 時は1600年、関が原の合戦の朝を舞台に、足軽として合戦に臨む三人の男を田中
要次、森下能幸、津田寛治が演じる。

 

 BoBA Night in NAGOYA

 言わなきゃよかった


監督:三木俊一郎



1月9日(金) 20:30〜(22:50終了予定)
前売:1800円
当日:2000円


 

 DVDマガジン「グラスホッパー!」収録の短編。

 

 BoBA Night in NAGOYA

 死に方のコツ 生き方のツボ


監督:前田哲
(『シブヤマニア ケータイシネマ計画』)



1月9日(金) 20:30〜(22:50終了予定)
前売:1800円
当日:2000円


 

 「携帯電話での動画配信」「街頭ビジョン」「劇場」「web」などで楽しむ メディアミックスプロジェクト「ケータイシネマ計画」第一弾。
自殺をしようとビルの屋上に上がると、向かいのビルにもやはり...。

 

 BoBA Night in NAGOYA

 窯岡刑事


監督:田中要次


1月9日(金) 20:30〜(22:50終了予定)
前売:1800円
当日:2000円


 

 『新刑事まつり 一発大逆転』の一篇として、田中要次が初メガホンをとった『窯岡刑事』のバンクーバー国際映画祭で上映したバージョンをご披露!

 

 ハリウッド・アクションが遂に「悟り」を開く

 バレットモンク
  〔Bulletproof Monk/刀槍不入一僧侶〕
2003年/アメリカ/103分/東芝エンタテインメント配給
監督:ポール・ハンター
製作総指揮:ジョン・ウー
脚本:イーサン・リーフ、サイラス・ヴォリス
音楽:エリック・セラ
出演:チョウ・ユンファ、ショーン・ウィエリアム・スコット、

1月24日(土)〜2月6日(金)
12:30 14:30 16:30 18:30
2月7日(土)〜20日(金)
10:40 20:10
 

 素手で弾丸の雨に立ち向かい、悟りの力で宙を舞うーー彼は名前をもたない不死身のチベット僧。その使命は究極のパワーを秘めた奇跡の巻物を守ること!ハリウッドでもメガヒットメイカーとして不動の地位を築いたジョン・ウーが、いよいよ円熟味を増したチョウ・ユンファの一番カッコイイ男っぷりを演出する、ファン待望の大傑作!

 

 北海道、産地直送ムービー第2弾!

 river「リバー」
2003年/109分/クリエイティブオフィスキュー製作、配給

監督・脚本:鈴井貴之  撮影:藤原秀夫
出演:大泉洋 安田顕 佐藤重幸 中村麻美 佐藤誓
1月24日(土)〜2月6日(金)
10:40 20:30
 

 札幌市内で起こった通り魔事件。警察官の佐々木は犯人を取り逃がし、人質は殺害される。人質の婚約者、藤沢と佐々木は、それぞれ忌まわしい現実から逃れるため「記憶を操作できる」という薬品の盗みに手を貸そうとして...。北海道ローカルながら、DVDが新登場オリコンチャート2位にランクインした人気TV番組「水曜どうでしょう」の企画、構成、出演を手がける鈴井貴之と看板役者の大泉洋コンビの映画『man-hole』に続く第2弾は、心の闇を描く。

 

 もはや、敵なし。

 座頭市

2003年/「座頭市」製作委員会/115分/松竹、オフィス北野配給R−15

監督・脚本:北野 武   
撮影:柳島克己
音楽:鈴木慶一
出演:ビートたけし 浅野忠信 大楠道代 夏川結衣 ガダルカナル・タカ
 

 勝新の代名詞でもある「盲目の居合の達人・座頭市」を北野武が斬新に解釈。アクション!ダンス!予想を覆すエンターテイメントは必見。

 

 勝新太郎映画祭

 座頭市物語

1962年/96分/B&W/ニュープリント
監督:三隅研次 脚本:犬塚稔 撮影:牧浦地志 音楽:伊福部昭
共演:天知茂、万里昌代、島田竜三

1月10日(土)・11日(日)
12:40 16:20
 

 記念すべきシリーズ第1作目。盲目で居合抜きの名手という破天荒なアンチヒーローを勝新は見事に体現。異形でかつどこかユーモラスな役柄を得て、勝新の魅力は一気に開花した。新東宝から大映に入社したハードボイルド役者・天知茂が演じる病の剣士との決闘が鮮烈な印象を残す。

 

 勝新太郎映画祭

 悪名

1961年/94分/ニュープリント
監督:田中徳三 脚本:依田義賢 撮影:宮川一夫 音楽:伊福部昭 美術:内藤昭
共演:田宮二郎、中村玉緒、中田康子、水谷良重

1月10日(土)・11日(日)
14:30 18:10
 

 朝吉は遊郭の女を巡りモートルの貞と対決。だが貞は朝吉の男気に一目惚れ。共演の中村玉緒とはクランク・イン直前に婚約し、本作のヒットが二人への祝杯となった。監督、脚本、撮影など溝口組のスタッフが集結し格調高い作品に仕上がった。

 

 勝新太郎映画祭

 続・座頭市物語

1962年/73分/B&W/ニュープリント
監督:森一生 脚本:犬塚稔 撮影:本多省三 
共演:城健三朗、水谷良重、万里昌代

1月12日(月)
12:40 16:20
 

 「不知火検校」の森一生と組んだシリーズ第2作。前作でその名を馳せた座頭市は既に2作目で恐れらる存在に。東映から大映に入社した勝新の実兄・城健三朗(若山富三郎改め)が、市の兄役で登場。兄弟同志の決闘、そして交流が描かれる。

 

 勝新太郎映画祭

 花の白虎隊

1954年/91分/B&W
監督:田坂勝彦 脚本:八尋不二 撮影:牧田行正
共演:市川雷蔵、花柳武始、黒川弥太郎、入江たか子

1月12日(月)
14:20 18:00
 

 関西歌舞伎の若きホープだった市川雷蔵を始め、大映京都の次代を担うべき若手を一気にデビューさせた企画もの。目立った演技経験のなかった勝新太郎は、主役に抜擢された雷蔵の脇役を務めるが、スタッフの間で役者の才を見初められ、続く出演2作目「お富さん」で早くも主役を任された。

 

 勝新太郎映画祭

 新・座頭市物語

1963年/91分
監督:田中徳三 脚本:犬塚稔、梅林貴久生 撮影:牧浦地志 音楽:伊福部昭
共演:坪内ミキ子、河津清三郎、近藤美恵子

1月13日(火)・14日(水)
12:40 16:20
 

 座頭市シリーズで初のカラー作品となる第3作。故郷に戻った市が、居合の師匠(河津清三郎)と再会する。師の妹(坪内ミキ子)と恋仲となり、堅気になると決意する市だが…。師との居合対決は鬼気迫る緊張感がほとばしる。ヒロイン・坪内ミキ子が可憐。

 

 勝新太郎映画祭

 次郎長富士

1959年/105分/ニュープリント
監督:森一生 脚本:八尋不二 撮影:本多省三 美術:内藤昭 共演:長谷川一夫、市川雷蔵、京マチ子、山本富士子、若尾文子、中村玉緒

1月13日(火)・14日(水)
14:20 18:00

 

 忠臣蔵と並び最も映画化された清水の次郎長を題材に、長谷川一夫以下オールキャストが顔を揃えた大作。秋葉の火祭から富士川の決戦までの有名なエピソードが小気味良いテンポで綴られる。本作で演じる石松役は、勝新にとって「森の石松」(57)以来二度目の役柄で、カツシン初の当たり役と言われた。

 

 勝新太郎映画祭

 座頭市兇状旅

1963年/86分/ニュープリント
監督:田中徳三 脚本:犬塚稔、星川清司 撮影:牧浦地志 音楽:伊福部昭
共演:高田美和、万里昌代、北城寿太郎

1月15日(木)・16日(金)
12:40 16:20
 

 シリーズで初めてとなる大人数との豪快な殺陣や、コミカルな相撲のシーン、1・2作目に登場した市の心の人おたね(万里昌代)が三度登場するなど、見所が連続するシリーズ第4作。容赦なく照りつける白日の下、刃の折れた市に襲い掛かる浪人(北城寿太郎)との決闘の行方は…? 

 

 勝新太郎映画祭

 薄桜記

1959年/110分
監督:森一生 原作:五味康祐 脚本:伊藤大輔 撮影:本多省三
共演:市川雷蔵、真城千都世、三田登喜子

1月15日(木)・16日(金)
14:15 17:55
 

 赤穂浪士の討ち入りを背景に、丹下典膳(雷蔵)と中山安兵衛(勝新)二人の剣士の明暗を格調高く謳い上げた時代劇映画の金字塔。友情、恋、そして武門の意地に葛藤する安兵衛を勝新ならではの快活さで見事に演じ切って、妖気すら漂う雷蔵と火花を散らす。

 

 勝新太郎映画祭

 釈迦

1961年/156分
監督:三隅研次 脚本:八尋不二 撮影:今井ひろし 音楽:伊福部昭 
共演:本郷功次郎、市川雷蔵、山本富士子、中村玉緒、京マチ、川口浩

1月17日(土)
12:40 17:10
 

 大映京都撮影所の全精力を注力して製作された超大作。日本で初めて70mm撮影が行われ、奈良の大仏よりも大きい高さ28mの大魔像や、長さ60mの橋など巨額を投じたオープンセットが組まれた。当然キャストも豪華の極みで、勝新は悪役ダイバ・ダッタ役で快演を見せ主役的な活躍をする。

 

 勝新太郎映画祭

 座頭市千両首

1964年/83分/ニュープリント
監督:池広一夫 脚本:浅井昭三郎、太田昭和 撮影:宮川一夫 美術:西岡善信
共演:坪内ミキ子、長谷川待子、城健三朗、島田正吾

1月17日(土)
15:30
 

 シリーズ初監督の池広一夫の他、スタッフを一新した第6作。2作目からの再登場となる城健三朗は前作と設定を大きく変え、市に圧倒的迫力で対峙する強敵で登場し、シリーズ屈指の壮絶なる一騎打ちを演じる。また3作目からの再登場となる坪内ミキ子が自身初の汚れ役に挑んでいる。

 

 勝新太郎映画祭

 座頭市血笑旅

1964年/87分
監督:三隅研次 脚本:星川清司、吉田哲郎、松村正温 撮影:牧浦地志 音楽:伊福部昭
共演:高千穂ひづる、金子信雄、毛利郁子

1月18日(日)・19日(月)
12:40 16:20
 

 シリーズ8作目。とあるきっかけから、他人の赤ん坊を父親に届ける旅に出た市。そこへ市に恨みを持つ輩が次々と斬りかかるが…。寝た子を起こさぬ激しくも静かな市の太刀が幾重にも切り結ぶ。天涯孤独な一匹狼の市が父性に目覚める、シリーズ屈指のヒット作。

 

 勝新太郎映画祭

 続・悪名

1961年/93分/ニュープリント
監督:田中徳三 脚本:依田義賢 撮影:宮川一夫 美術:内藤昭
共演:田宮二郎、中村玉緒、浦路洋子、水谷良重、中村鴈治郎

1月18日(日)・19日(月)
14:30 18:10
 

 大阪でやくざの親分になってしまった朝吉。そんな彼に召集令状が…。1作目の後編であるシリーズ第2作。1・2作を合わせて一つの作品とも言える。本シリーズは、田宮二郎にとっても初の当たり役で出世作。雨の中、田宮が刺され倒れるシーンは鮮烈な印象を残す。

 

 勝新太郎映画祭

 座頭市血煙り街道

1967年/87分
監督:三隅研次 脚本:笠原良三 撮影:牧浦地志 音楽:伊福部昭
共演:近衛十四郎、高田美和、朝丘雪路、中尾ミエ、坪内ミキ子

1月20日(火)・21日(水)
12:40 16:20
 

 子連れ旅の道中で、市の温かい人間味が滲み出るシリーズ17作。それとは対照的にラストで展開する剣戟スター・近衛十四郎との雌雄を決する壮絶な一騎打ちは、息を呑む。89年、ハリウッドでフィリップ・ノイス監督、ルトガー・ハウワー主演で「ブラインド・フューリー」としてリメイクされた。

 

 勝新太郎映画祭

 不知火検校

1960年/91分/ニュープリント
監督:森一生 原作:宇野信夫 脚本:犬塚稔 撮影:相坂操一
共演:中村玉緒、近藤美恵子、丹羽又三郎

1月20日(火)・21日(水)
14:30 18:10
 

 白塗り美男子役者だった勝新太郎が、断髪し容姿を汚して挑戦したのが極悪の限りをつくす盲人という強烈なアンチ・ヒーローだった。本作で勝新の豪快で精悍な魅力が開花、翌年の「悪名」、翌々年の「座頭市物語」へと繋がっていく。中村玉緒とは本作が初の本格的な共演となる。

 

 勝新太郎映画祭

 酔いどれ博士

1966年/82分
監督:三隅研次 脚本:新藤兼人 撮影:森田富士郎 美術:内藤昭
共演:江波杏子、ミヤコ蝶々、小林哲子、東野英治郎、殿山泰司、小林幸子

1月22日(木)・23日(金)
12:40 16:20
 

 手術道具はドス一丁! 免許はないが腕はたつニセ医者・ギョロ松が、飲んだくれながらもスラムの病人を救っていく。新藤兼人が、座頭市的英雄が現代に現れたら?との着想から、勝新太郎のために書き下ろしたオリジナル脚本を三隅研次が監督。シリーズ化し全3作が製作された。

 

 勝新太郎映画祭

 兵隊やくざ

1965年/103分/B&W
監督:増村保造 脚本:菊島隆三 撮影:小林節雄 
共演:田村高廣、淡路恵子、滝瑛子、成田三樹夫

1月22日(木)・23日(金)
14:20 18:00
 

 鬼才・増村保造監督が始めて本格的に勝新太郎と組んだシリーズ第1作。本作で増村の実力を買った勝は、その後勝プロに増村を招いて3本撮らせる。戦場を舞台にした戦争映画にも関わらず、二人の男の青春映画の趣があり、鑑賞後の爽快感溢れる傑作である。