11月4日(土)・5日(日)に、このパレスチナ映画祭の一環として重信メイさんの講演を行いました。当日は立ち見もでるほどの大盛況でした。    
   
                   
     
   
    2001年、日本に帰国後ジャーナリストとして活動し、今年8月にもレバノンのパレスチナ難民キャンプを訪れている重信さん。
その講演は、祖国に帰る目処の立たないパレスチナ人たちの現状や、イスラエル政府とパレスチナ側とで解決しなければならない問題点など濃い内容のものでした。
 
                   
   
  ここで全てを載せきれませんが、
一番印象に残ったのは
「今、パレスチナ人というとすぐ“自爆”とか“テロ”をイメージされてしまいますが、元来パレスチナ人ほど生きることが好きな民族はいません。家族や仲間と楽しく過ごす、そういう生活を大切にしているんです。なのにそういう生活ができない。理想に向かって努力する、しかしイスラエル政府による差別や抑圧により、どんなに努力してもパレスチナ人の生活が良くならない。“自爆”をするのはどういう人かというと、いい大学を出ていたり、優秀なスポーツ選手だったりするんです。しかし、自分の力では現実を変えることができないと絶望して、それで“自爆”という手段で訴えるしかないのです。」
という言葉でした。
 
     
     
 
 
         
                   
       
   
  講演の後も若い観客の質問に丁寧に答えてくださったメイさんには感謝感激です。
 
                   
   
  パレスチナ映画祭、次回の講演は
10月11日(土)・と12日(日)・朝、足立正生監督と若松孝二監督。じつは今回上映しているパレスチナのドキュメンタリー3作品は足立正生監督が紹介したものなのです。そのあたりから突っ込んだ話までたっぷりお聞かせします!
お楽しみに♪
棚橋香予でした