04年4月04日★ぺ・ヨンジュン来日記者会見&ファンミーティング


 

2004年4年5日、ぺ・ヨンジュンのファンミーティング
及び記者会見が渋谷公会堂にて行われた。

会場内外の多数のファンの他、この日は
今までにない マスコミ関係者の数。
韓国俳優の来日にこれほどの報道陣をみたのは
今回が初めてだった。

この熱気、ぺ・ヨンジュンに伝わらなかったはず
は無い。

ファンの姿に涙し、万全ではない体調ながら
常に笑顔をむけてくれたぺ・ヨンジュン。

この人気が一時のものではなく、彼の姿とともに
作品をも愛されることを、そして評価されることを
願ってやまない。


スキャンダル公式サイト


名古屋ではこちら>名古屋ピカデリー052-551-5461
  


 


ファンミーティングでは2000人の
ファンを前に目を潤ませる、ぺ・ヨンジュン氏。
ライトを浴び、光る瞳から今にも
涙がこぼれそうなのが印象的だった。

ファンからの「昨日の夕食は?」との質問に。

「豚のしゃぶしゃぶ・・・。」
難しい発音な筈なのにはっきりと、でも
少し恥ずかしそうに言う姿はかつてどこかで見た
厳しい眼差しを忘れさせてしまう。
そう、ぺ・ヨンジュンと言えば、どこで見かけても
多くのスタッフやファン、報道陣に囲まれて、
いつも彼はスーツの前をクッと引っ張り、
キリッと気合をいれている、そんな印象。

この日のぺ・ヨンジュン氏は、ファンの声援に感動で震え
よく見えるようにと何度も会場を明るくするよう求めた。

「今凄く幸せです。私が頂いた愛情は一生忘れません。」
と日本語で挨拶して会場を湧かせたが、そういう
ぺ・ヨンジュン氏を見ているこちらが二度と忘れられない程、
彼は輝いていた。


韓国での何かのインタビューで次々としゃべる姿に
それまではゆっくりと言葉を選びながら話すところしか
見たことがなかった私は、大いに驚いたことがあったが、
今回はまた別のぺ・ヨンジュンを見たようだった。



<記者会見>
司会:安東弘樹(TBSアナウンサー)
通訳:根本理恵

今回は『冬のソナタ』とはうって変わって危険なプレイボーイを
演じているが、100本近いオーファーの中から、
この作品を(初めてなのに)選んだ理由は?

「今までのドラマはどちらかというと、正直な役、
あるいは優しくソフトな役が多く、そういうイメージが
あったと思いますが、初めて出演する映画では、俳優として
認めてもらいたいという気持ちがありました。
そしてできるだけ様々な役をやってみたいという衝動にから
れました。
デビュー10年目にしてはじめての映画出演だったので、今
までとは違った姿をお見せしたかったのです。」


18世紀の朝鮮王朝が舞台だが、言葉遣いや立ち振る舞いで
どんな苦労があったか?

私がこの『スキャンダル』に出演を決めた時に多くに人たちが反
対をしました。
その理由は今までのイメージがとてもソフトで優しいという感じで
したので、今回はプレイボーイの役で、またメガネがないと似合
わないのではないかとも言われました。
それから約300年前の衣装も似合わないのではないかという声
も聞かれましたけれども、私は是非挑戦してみたいという気持ち
でした。

確かに髷を結っていると大変で、カツラをつけますと額の部分が
締め付けられたり、メイクも厚めにするので顔にスケッチライン
がかかったり、そして髭も付け髭だったんですけれども、ご飯を
食べているシーンでは髭が落ちてしまいまして、髭も一緒に食べ
てしまうということもありました。そういう苦労もありました。
でも撮影は非常に楽しくて、今でも面白かったと思っていますし、
今思い起こしても、もう一度また時代劇をやってみたいと思って
います。

そして何よりも大変だったのはプレイボーイの役です。
私は今までそういった役を演じたことがなかったので、プレイボー
イの男の気持ちをどういう風に表現したらいいのか非常に悩んだ
んですけれども、イ・ジェヨン監督が私の中からそういった部分を
引き出してくれましたので、私の中にもプレイボーイの要素がある
んじゃないかと改めて感じました。」

エロティックンなシーン、キワドイシーンがあるが、抵抗はなかったか?
「もちろん、必要ないシーンでしたらやらなかったと思いますけれ
ども、今回の映画には必要なシーンでした。
私とってはそういったシーンはエロティックに見えるのではなくて
非常に美しいシーンに映りました。
そして私のはじめての映画出演ということもあり、とにかく意欲に
溢れておりまして、「どんなことでも頑張ろう」と気持ちでしたので、
そういったシーンを撮ることを恥ずかしいと思っている余裕もあり
ませんでした。 」

日本のファンにメッセージを。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ちょっと考えさせてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ちょっと考えてしまいましたが、この『スキャンダル』という映画は
時代の流れに逆行して生きた、一人のプレイボーイが真の愛を
追及する物語です。
俳優の演技も面白いですが、美術も是非見ていただきたいです。」

日本のファンからヨン様、ヨンジュン様、それからオッパと呼ばれて
いるが、どうよばれるのが一番いいか?

「日本語で「様」というのは非常に丁寧な呼び方だと聞いています
ので、私が「〜様」といって呼んでいただくと肩の荷が重くなるよう
な気もしますが、ファンの方であればどのように呼んで頂いてもか
まわないと思います。」

「そして、先ほど少し言葉に詰まってしまった理由を申し上げますと、
ずっと
『冬のソナタ』のことで頭がいっぱいでしたので、『冬のソ
ナタ』
から抜け出すのが大変で、今までチュンサンだという気
持ちがあったのですが、急に『スキャンダル』のチョ・ウォンに戻
るのに時間がかかりました。」

韓国のドラマである『冬のソナタ』が日本でヒットしたことについて
どう思うか?

「また
『冬のソナタ』に戻らなくてはいけませんね…(笑)。
非常に嬉しく光栄なことだと思います。
ようやく第一歩を踏み出したという気持ちがあります。
日本と韓国がこのドラマを通して内面的な連帯感をようやく築き
始めたとおもいます。
これをきっかけに日韓の交流がますます増え、文化に対する理
解も深まってくれれば嬉しいです。」

ハリウッドスターのような歓迎振りをどう思うか?
「アジアはひとつだという思いを強くしております。アジアは根っこ
の部分がひとつだと思います。
アジアの映画市場も、一つにまとまっていけばアメリカやヨーロッ
パに負けないくらいのマーケットができると思っています。 」

これだけのファン、マスコミを前に「よし、次は日本デビューだ!」
という気持ちは?

「(笑)…日本だけでなくアジアはひとつだと考えているので、こだ
わらずいい作品があれば演技をしてみたいと思います。ただ映画
に出演するためには言葉や文化を理解しないといけないので、今
勉強を少しずつ始めているところです。」

以前は経験していないことは演技出来ないと言っていましたが、年
を重ねるにしたがって経験していないことも自分の中に新たに見出
して演技してみたいと言っていたそうですが、このスキャンダルで
新しい姿を見せてくださいました。
このキャラクターは全く自分にないとか、出来ないと思うことはない
ですか?

「私は演じられないキャラクターはないと思っています。例えそれが
私が経験したことがないものであっても間接的な経験は出来るわけ
ですから、自分の内面でキャラクターを作っていくことは可能だと思
います。
ただ今後もしかしたらやりたくないキャラクターはあると思います。
今のところそんなことは考えたことが無くて,今の気持ちでしたらど
んな役でも出来ると思っております。」

スキャンダルを演じるにあたり、アメリカ映画の「危険な関係」参考
にしましたか?

「もちろん「危険な関係」は拝見しまして、参考にしました。原作の小
説も見ましたけれども、でも『スキャンダルは全く違う作品だと思い
ます。」

初来日で今日で滞在2日目となりましたが、日本に来て何をみて一
番驚きましたか?

「驚いたことは本当に沢山あります。何よりも驚いたのは純粋な情
熱です。ファン方たち一人一人の目を見ますと、それぞれ皆さん
非常に純粋でシリアスでまじめな感じが致しました。そして秩序をしっ
かりと守っていると思いました。その点は素晴らしいと思いますし、
相手に対する思いやりも非常に深いと思います。」

ぺ・ヨンジュン氏が考える韓国の魅力とは?
「これは私が逆におききしたいですね。(笑)
韓国の魅力は何なのか、韓国人の魅力は何なのか…教えていただ
ければと思います。
日本の魅力は?と聞かれれば沢山挙げることが出来ますが、
よろしければ、是非韓国の魅力を教えて下さい。(笑)」

韓国人の魅力はその暖かい心だと思います。
「日本に関して勉強していて、こういったことを見つけました。
日本の人たちは本音とたてまえが違う。でもそれは、相手に対す
る配慮が深いからそうだという風に書かれていました。その点は韓
国の人と違いまして、韓国の人は本音とたてまえは基本的に同じで
す。
逆を言えば,それだけ相手に対する配慮が浅いということになってし
まうのですけれども、韓国の人たちは本当に率直で正直で暖かい
情を持っていると思います。」

「冬のソナタ」がまた放送されますが、改めて見どころを教えて下さい。
「私はひとつの作品を撮り終えてしまいますと、気持ちを切り替えて
しまうのでなかなかエピソードが思い出せないことがあります・・・。
勿論撮影中はその役になりきっていますので、いろんなことを思っ
ているんですけれども・・・。今日本でもう一度放送され、多くのかた
が見てくださっていると聞いていますので、わたしも今当時のことを
沢山思い出そうとしているとことです・・・。
なかなかエピソードが思い出せなかったんですが、ちょうど今ひとつ、
思い出したことがあります。
わたしは「冬のソナタ」に出演する前は常に頭で考えて演技をしてい
たと思います。頭の中で計算して演技していた訳なんですけれども、
「冬のソナタ」以降は出来るだけ心で感じて、心で演技をしようと努力
してきました。
それまでに出演したドラマと「冬のソナタ」ではそういう違いがあると
思います。心で演技をしたことで、多くの日本の方の支持をいただけ
たのかと思います。
是非見ていただきたいシーンは、ミニョンが昔のチュンサンの録音し
たテープを聞いてなくシーンがあるんですが、そのシーンを撮ってい
る時本当に悲しくて、本当に涙が出てきました。撮り終わった後も5
分から10分くらい涙が止まらなかったことも覚えています。」

ここで記者会見は終了となる予定だったが、集まった報道陣に対して
これだけの質問では、少ないと思ったぺ・ヨンジュン氏から

「もうこれだけでよろしいでしょうか?」

最後にもうひとつ質問を受け付けることに。

記者たちにはありがたいが、思わぬぺ・ヨンジュン氏からの要望に
スタッフは慌てて駆け回っていた。


「冬のソナタ」をきっかけに韓国語を学ぶ人が本当に多くなっているが。
「相手の言葉や相手の文化を学び理解するということは、相手に対
する理解のスタートだと思います。ひいては相手を愛することのスタ
ートだとも思います。「冬のソナタ」そして私を通じて、そういったきっ
かけを提供できたことを誇りに思っております。
そしてこれからも、そういった機会をもっともっと作りたいと思います。
これから更に最善を尽くして皆様をがっかりさせないように頑張って
いく姿をお見せしたいと思います。」

あくまでも礼儀正しく、真摯な受け答えで今回もまた、記者たちの心をつかんだであろうぺ・ヨンジュン氏。

「肩の荷が重くなる時もある」とこぼした彼の気持ちが、少しわかるような気もした。
これだけの声援に本当に丁寧にきちんとこたえることは、やはり彼にしか出来ないのかもしれない。

いつかきっと、気楽に来て欲しい。
そんなことを少し思ってしまった。

彼は自分の一番美しい姿を良く知っている人。
だからこそ、その一番の姿を見せようと頑張る。

彼はやはりぺ・ヨンジュンだった。

 

          text&photo 2004.04 いしかわなみ

=掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。=


ぺ・ヨンジュン ( Bae, Yong Joon )


生年月日:1972年8月29日
血液型:O型
家族:一男一女の長男
学歴:ソンギュングァン大学(成均館大學校) 映像学科
身長:180cm
趣味:釣り、コンピューターゲーム
特技:剣道、合気道、スノーボード、ゴルフ

映画:2003 「スキャンダル―朝鮮男女相悦之事」

ドラマ :2002 KBS 「冬のソナタ」
     2001 MBC 「ホテリアー」
     1999 MBC 「愛の群像」
     1998 MBC 「裸足の青春」
     1997 KBS 「初恋」
     1996 KBS 「パパ」
     1995 KBS 「別れる6つの段階」
     1995 KBS 「若者の日向」
     1995 PSB 「海風」
     1995 KBS 「愛の挨拶」